人気ブログランキング | 話題のタグを見る

国際情勢有為転変 ~今こそ、共産主義中国に真の共産主義革命を!~

一斉に叛旗を翻す中国周辺国

南シナ海の領有権を巡り、中越関係が険悪になっていますが、中国と言う厄介な大国と国境を接しているにもかかわらず、ベトナム側は強気な姿勢を崩していません。(記事1)


中国との間で軋轢が生じているのは、何もベトナムだけに限りません。

執拗に嫌がらせをする北朝鮮は言わずもがな、盟主国である筈の中国の政治外交日程に合わせて、核実験やミサイル発射を強行するのですから、面目丸潰れどころではありません。

余談ながら、メルケル独首相が北朝鮮との仲介を買って出ていますが(記事2)、当事国も含めて余計なお節介と感じていることでしょうし、地域経済大国であっても軍事大国ではないドイツに、それだけの力量はありません。

ましてや「親中半日米」の姿勢が顕著で、利害関係からみても中国寄りのドイツは、適任と判断されないでしょう。

それにしても呑気なのが南朝鮮(韓国)、国内で核保有論が再浮上しているそうですが(記事3)、それだけの重大な決定を、超大国(米国)や周辺大国(日中露)の了解なしに独断で実行が可能かどうか、論を俟たないと思われます。

それこそ、北朝鮮が核弾頭ミサイルを韓国に打ち込む口実になりますし、関係国も知らぬ顔です。


話を戻して、西はインドとも領有権を巡って軍事的緊張を醸成させましたし、両国が兵を引いた後に、インド首相がこの件に関して日本に謝辞を述べています。(記事4)

そのインドに、安倍総理が明日(9月13日)から三日間の日程で訪問(記事5)、アジアにおける「日印」対「中(韓)」の構図が浮き彫りになりつつあります。

面白いことに、その印首相が中東ユダヤ国家イスラエルを初めて訪問、僚紙(真・現代の超克、fivkokinto.exblog.jp/)でも触れていますが、中東では「サウジアラビア・イスラエル・ロシア」同盟と、「テヘラン(イラン)・アンカラ(トルコ)」枢軸が鋭く対峙していますので、インドとイスラエルが手を繋ぐことで、「日印+サウジアラビア・イスラエル・ロシア」同盟が成立することになります。


詰まる所、中国は東西及び南隣(順に北朝鮮、インド、ベトナム)と悶着を起こし、北(ロシア)だけは平穏なものの、東洋の元締めとも言うべき日本(安倍総理)とプーチン露大統領が昵懇なのですから、習近平外交は大失敗と断じざるを得ません。

それでも何故、習国家主席が「核心」だの「一強」だのと言われているのか、追従者のごますりを伝える邦字紙の無神経さも関係していますが、党員を含めて見捨てつつあるからです、中国共産党を。

(続く)

記事1)石油掘削、正当な権利=ベトナム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017072801442&g=int

記事2)独首相、北朝鮮核問題の仲介意欲 「交渉参加の用意」
https://www.nikkei.com/article/DGXLAS0040004_Q7A910C1000000/

記事3)北脅威で「核の傘」に疑念…韓国で核保有論浮上
http://www.yomiuri.co.jp/world/20170910-OYT1T50038.html

記事4)インドが中国との対峙問題で日本に謝意 「公然と無条件の支持をしてくれた
http://www.sankei.com/world/news/170909/wor1709090009-n1.html

記事5)安倍首相、13日からインド訪問
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017091200485&g=pol

記事6)印首相、イスラエルを初訪問 中国、パキスタンにらみ安保協力強化
http://www.sankei.com/world/news/170703/wor1707030043-n1.html

by 4_kokintou | 2017-09-12 21:43 | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード
<< だから言わんこっちゃない 最後の邂逅 ~ウラジミール・プ... >>



世界の現状を踏まえつつ、中国の近未来に迫ります

by 4_kokintou