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国際情勢有為転変 ~今こそ、共産主義中国に真の共産主義革命を!~

日本経済新聞中国総局に質す

「習近平の支配」なる連載を、鳴り物入りで執筆されているが、好い加減にしないと恥を掻きますよ。


どうも日経新聞は、今の中国を「習近平核心同志一強体制」として描くことに躍起です。

やれ軍の主要な地位に、中国共産党中央委員(候補)ですらない人材が相次いで「抜擢」される見通しだの、党に於いても格下の党員が登用されるだの、盛んに習近平国家主席の「功績」を讃えた挙句、軍事演習の際のパレードを引き合いに出し、近い内に「党主席」の称号を得ると言い張っています。

煩瑣を承知で申し上げます、習国家主席は「最後の中国共産党」皇帝だと。

皆、現体制が愛想を尽かし、共産主義中国の崩壊が間近だと感じ、沈む船から逃げる鼠の如く、共産党から距離を置き始めているのです。

そうでなければ、誰が「青二才」連中にごぼう抜きされるのを、指をくわえて黙っているものですか。


習近平主席に諫言するとすれば、肩書ばかり欲しがっていないで、足元を見よと申し上げたい。

中国の経済バブルは完全に破綻していますし(記事1、記事2、記事3)、米国は不公正貿易を論って追及の手を緩めません。(記事4)

それどころかFRBは、中国に止めを刺すかの如く、資産縮小に動き出します。

中央銀行の資産縮小とは、手持ちの国債、住宅ローン証券、株式等の有価証券を市場に放出することを意味しますから、裏を返せば余剰資金を市場から吸収することになり、ドルは一層入手が困難となり、そのデフレ効果は甚大です。


安倍総理が早期解散に踏み切った理由の一つに、中韓や南米を発火点とする、世界経済の底割れが顕在化する来年(2018年)では、リーマン・ショック最中に実施され、自民党が大敗した2009年の総選挙が念頭にあったと思われます。

自民党の幹事長は「自分の選挙にも強く、自分以外の身内の選挙にも強い」ことが望まれますが、今の二階幹事長は、地元御坊市長選挙を支持者の反乱で落とし、先の東京都議会議員選挙で、多くの同志を落選させた張本人です。

己を取り巻く環境の急変になす術も無い幹事長を抱えて、総選挙に打って出るのは、大きな不安材料ですが、来年よりは遥かに好都合だとの判断が働いたものと思われます。


大荒れの2018年、如何に過ごしましょうか。

(続く)

記事1)チベット犬バブル崩壊で野犬被害続出
https://mainichi.jp/articles/20170917/k00/00e/030/173000c

記事2)中国人の「タワマン爆買い終了」で、日本の不動産が大ピンチに
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52723

記事3)8月の中国新築住宅価格、大都市で下落
https://www.nikkei.com/article/DGXLASGM18H1D_Y7A910C1FF8000/

記事4)中国の政策「世界の脅威」=米通商代表が批判
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017091900213&g=int

記事5)FRB、資産縮小決定へ 19日からFOMC
https://www.nikkei.com/article/DGXLASGM16H0B_Y7A910C1FF8000/

by 4_kokintou | 2017-09-20 21:41 | Comments(0)
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