人気ブログランキング | 話題のタグを見る

国際情勢有為転変 ~今こそ、共産主義中国に真の共産主義革命を!~

見苦しき「習近平式」居座り外交 

特使を北朝鮮に派遣したのは良いが、日程を全く決めないままの見切り発車で訪問、北朝鮮側は「お呼びでない」とばかりに格上の要人二名と相次いで会談させたものの、それでも愚図愚図と居座っていますから、晩餐会まで催して、帰国せざるを得ない状況に特使を追い込みました。

トランプ大統領に威圧され、渋々「話し合いの姿勢」を見せたと言うのであれば全くの浅慮、繰り返しますが、大統領は小手先の誤魔化しが大嫌い、そして習近平国家主席の外交方針は、無定見で思い付きの域を出ません。

今回の特使派遣で、本気で北朝鮮側と話し合う意図があったかどうかは不明ですが、逆に浮き彫りになったのは、習近平主席とその周辺には、北朝鮮の権力中枢に繋がる人脈を持たない現実、心許ないこと限りありません。

一方で米国は、あの「狂犬」マティス国防長官が、場合によっては北朝鮮と話し合いに応じても良いと発言(記事1)、一体全体、中国と米国のどちらが、北朝鮮の宗主国なのでしょうか。


新体制が発足した中国、政治局常務委員と政治局員の顔触れは決まりましたが、それぞれの党職は任命が遅れています。

特に常務委員で決まっているのは、留任組(習近平、李克強)を除けば、党中央紀律検査委員会書記の趙楽際氏だけ、政治局員に範囲を広げても、


陳希(党中央組織部長)
黄坤明(宣伝部長)
丁薛祥(弁公庁主任)
蔡奇(北京市党書記)
李強(上海市党書記)
李鴻忠(天津市党書記)
陳敏爾(重慶市党書記)
李希(広東省書記)

に留まっています。

人事の停滞は、「役得は欲しいが責任は取りたくない」と言う小悪党の心理の表れ、分を心得ています。


そんな中、注目すべきは記事2)でしょうか。

それによれば、党中央精神文明建設指導委員会主任には、王滬寧政治局常務委員が就任した模様、此の重責を任せられるのは、この人物しかいません。

北京では今頃、「楽で旨みのある」党職を巡って、暗闘が繰り広げられていると思われます。

(続く)

記事1)北朝鮮が核・ミサイル開発やめれば、対話の機会も=米国防長官
https://jp.reuters.com/article/%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E3%81%8C%E6%A0%B8%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB%E9%96%8B%E7%99%BA%E3%82%84%E3%82%81%E3%82%8C%E3%81%B0-%E5%AF%BE%E8%A9%B1%E3%81%AE%E6%A9%9F%E4%BC%9A%E3%82%82%EF%BC%9D%E7%B1%B3%E5%9B%BD%E9%98%B2%E9%95%B7%E5%AE%98-idJPL3N1NN01K?il=0

記事2)習近平氏、全国精神文明建設表彰大会の代表と会見
http://japanese.cri.cn/2021/2017/11/17/181s267116.htm



by 4_kokintou | 2017-11-20 20:32 | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード
<< アンファン・テリブル ~ご貴殿... 石破衆議院議員へ ~見苦しいで... >>



世界の現状を踏まえつつ、中国の近未来に迫ります

by 4_kokintou