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国際情勢有為転変 ~今こそ、共産主義中国に真の共産主義革命を!~

噴出! 習近平批判

事実であれば、居ても立っても居られない心境なのでしょうか、習近平国家主席が訪朝との一報が駆け巡っています。(出所CNN)

鬼の居ぬ間ではありませんが、安倍総理が訪米中のまさにその最中、わざわざ足を運ぶのですから、余程の火急の要件があるのでしょう。(記事1)

このままだと「同盟国」北朝鮮が中国の参加から離脱しかねないので、なりふり構っていられないのではないかと考えられます。

ただ、その直接の原因は、金正恩委員長の訪中にあり、強いて中国に足を運ばせたことが、全ての事態を動かす契機となったのです。


習国家主席を突き動かした要因として、いくつもの店が挙げられます。


米朝接近:
次期国務長官(現CIA長官、軍部出身)が極秘訪朝の上、議会公聴会で「金王朝体制」保証を明言、北朝鮮側にとって垂涎の発言が飛び出しました。(記事2、記事3)

裏を返せば、日露両国の同調と、中国の対北侵攻への具体策を、米国側から提示して貰う必要があり、そのためにギリギリの譲歩を北朝鮮も打ち出したと思われます。


狭まる対中包囲網:
今回の日米首脳会談では、様々な議題が取り上げられると推察されますが、東アジア更には西太平洋にわたり、米国に代わって仕切ることになる日本の立場からすれば、「習近平の中国」処分問題が協議されるの、まず間違いありません。

既に米国は様々な対中制裁を新たに課し(記事4、記事5、記事6)、先に上乗せした懲罰関税の影響は中国全土に波及しています。(記事7、記事8、記事9)


体制批判の噴出:
胡耀邦元総書記(故人)の息子と昵懇な高齢(101歳)の元幹部が公然と習近平批判を展開(記事10)、中国では今も長幼の礼が重んじられますから、習国家主席とすれば、この程度の小物は罰する訳にはいかないのです。

巧妙なのは、その様な人物を使って観測気球を上げている団派の手法、この一件を以ってしても、実権は団派に在って、習近平主席は砂上の楼閣を満喫しているに過ぎないことが分かります。

(続く)

記事1)平成30年4月17日(火)午前
https://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/201804/17_a.html

記事2)CIA長官が極秘訪朝、金正恩氏と面会 メディア報道
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29519990Y8A410C1MM0000/

記事3)次期長官、正恩体制の転換求めず
https://this.kiji.is/357181450157573217?c=39546741839462401

記事4)米、中国ZTEとの取引禁止=制裁違反めぐり虚偽報告
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018041700160&g=int

記事5)米商務省、中国製アルミ合金板への相殺関税を仮決定

記事6)中国とロシアは「通貨切り下げゲーム」トランプ大統領が非難
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-04-16/P7A8ZWSYF01S01

記事7)中国鉄鋼好況、はや踊り場 米輸入制限、鋼材2割安
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29261680R10C18A4FFE000/

記事8)鉄スクラップ輸出価格1割安 韓国などの需要鈍く
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29263320R10C18A4QM8000/

記事9)中国、飼料の値上げ相次ぐ 報復関税で先物が急騰 物価安定に影響も
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2924371011042018000000/

記事10)改革派重鎮が習近平氏批判 中国、101歳の李鋭氏
https://www.sankei.com/world/news/180416/wor1804160040-n1.html

by 4_kokintou | 2018-04-18 16:26 | Comments(0)
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